「古い鋸を調べる」
星野欣也さんをお迎えし
11月6日 午後7時より
地域振興プラザにて開催しました。
テーマの鋸は、みなさん 身近にありますか。
鋸を探し求め、鋸を使っている現場を調査して回る。昔の鋸は?大工道具の鋸は?鋸を使った製材など日本の技と成り得るものの、お話へと進む。
まず、鋸を調べる方法として、古い鋸を探す。鋸を使っている人、鋸で加工された物を探し、これらに関する史料を調べれば良いのである。建築に携わった人、道具、技法を後世に伝えられてきたものを探す。これらを調べ、紐解いていけば分かる。しかし、城を建てる過程を残す?建設に携わった人の名簿を残す?使用した道具を記録する?これらの記録を残せば、城の攻略に利用される事は明らかであり、逆に秘密裏にしておく情報である。それ故か、情報が少なく苦労をしたそうである。
「前挽(まえびき)」と呼ばれる鋸です。長さ60cm 身幅33cm 歯は全て手前に向く
太い原木を縦にひいて板にする。一番美しい木目が出る線を探し前挽で挽き込む道具です。
今回の講演者は、世田谷区の東京農業大学教職員課程に勤務し、中学校の技術科教員免許を得ようとする学生に対する授業、つまり教職科目の木工加工、金属加工と機械を主に担当している、技術科の先生を育てる先生(教職・学術情報課程)です。
稲城には、30年前に矢野口にすみ、現在は向陽台にお住まいです。
若し頃、東長沼で川舟製作工程の調査や調布市布田にある「二見屋」と言う鍛冶屋を調べたそうです。