今回の金曜サロンスぺシャルは、世界各国をバックパッキングしている東苑(ひがしその)泰子さんをお迎えしました。
旅好きが高じて世界を旅行するうちに風景から人(民族) に興味を抱くようになり、各地の人々との交流を深めてきたとのことでした。
1年の半分近くを世界各地で旅している東苑さん。ごく最近まで台湾で講演をしていたとのことで久々の帰国となりました。
旅の緊張感から解放されたせいか風を召され当日は 医師から8種類の薬を処方されての登壇でした。
この日は、数多く展示した写真の説明と共に、参加者の質問に答えながら進めるという形をとりました。
またパソコン画面では、中南米・アフリカ・東南アジア・中東等各国の風景、特に裏通りの建築物やそこに住まいする人々の表情を克明にカメラに記録した作品を鑑賞しました。
そこでは一般的な見物遊山ではない、戦争や貧困、病気と闘いながら懸命に生きる人々の姿がありました。
一方翻ってこうした諸外国から観た日本の印象について「治安の良さと公共空間を大切にする日本の特徴」 を挙げていました。
外国では公共空間を軽視する傾向が強いのに対して、日本では国・地方公共団体・住民共々環境整備等に熱心であることが特徴とのことでした。
今後の予定についてはアフリカ大陸のある国をまだ訪問していないということで計画を練っているそうです。
帰国後はまた旅の話を聴かせていただきたいと思います。
なお、東苑さんが世界を旅する中で撮った写真やエッセイ集がNHKの語学放送編集部の目にとまり、語学テキストの口絵と解説に採用されています。
今年度のロシア語テキストを是非ご覧いただきたいと思います。
(文責サポセン吉井)