協働講座「小ちゃな協働から始まる地域づくり」

2月28日 地域振興プラザ4階会議室にて
行政協働合同講座「小ちゃな協働から始まる地域づくり」と題し
NPO法人コミュニティビジネスサポートセンターのプロジェクトマネージャーをされている宮本 諭氏をお招きして開催しました。

この講座は稲城市の職員研修としても位置づけられていて、副係長や主任の昇任した職員と入庁5年目の職員も参加し、市民と一緒に協働(信頼関係を日頃から構築するために、小ちゃな協働を積み重ね、日頃からの信頼関係を築くこと)について学び、話し合いをしました。

第1部は宮本さんの講演で、足立区で開催した「NPOフェスティバル」についての事例の紹介がありました。
協働の定義は「同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くこと」であるが、これでは重たく感じ現実には結びつきにくい。そこで協働をより身近なものとして捉えてもらうために開催したのがフェスティバル。
始めた頃の参加者は500人に満たなかったのに、途中で実施方法や内容をリニューアルした結果増えはじめ、2017年には3000人を上回ったということでした。

その第一要因は、実行委員会方式から、日程が合えば誰でも参加できる企画会議方式に変えたことだそうです。そのことで、住民団体同士の共協働が生まれるようになり、区役所も全面的に会場を提供、区の職員も全面的にバックアップするようになったというのでした。
行政職員に向けては「普段は組織の中にあって、組織を超えた活動にはいろいろ制限があるでしょうが、時には一住民に立ち返って、活動してみることも大事」というアドバイスもありました。

休憩をはさんで、第2部はワークショップ形式での情報交換会で、市民と市職員が一緒のテーブルに着いて「小ちゃな協働として何ができるか」について話し合いました。

市職員は、宮本さんのアドバイスを受け、さっそく一住民の立場に立って積極的に意見を出してくれたので、とても盛り上がった情報交換会になりました。

終了前には講評を頂いた講座でした。