第190回 金曜サロンスペシャル 『ボランティアを楽しもう!』

日 時 令和7年3月7日(金)午後6時~8時

場 所 地域振興プラザ4階 大会議室

話し手 今村 茂さん(六点の会 点訳ボランティア)

テーマ 『ボランティアを楽しもう!』

参加者 15名(出演者、事務局職員を含む)

 
 今回の金曜サロンスペシャルは、「ボランティアを楽しもう!」と題して、市内在住の今村さんが、東京オリンピック・パラリンピックのスポーツボランティアや点訳ボランティアの活動を紹介しながら、ボランティアの意味や楽しみ方についてお話しをされました。

 始めに何枚ものスポーツボランティアのユニフォームを重ね着して登場した今村さんは、それを一枚一枚脱ぎながらそれぞれの特徴や機能性などを紹介してくれました。
 続いて自己紹介と六点の会(※1)の紹介をして、その後は実際に点字器を使っての点字体験を含め、点字の仕組み等の話を丁寧にしてくださいました。(※2)

 休憩をはさんでの後半は、ボランティアの意味や今村さんが参加した様々なボランティアのうち、特にスポーツボランティア(※3)について、実際に今村さんがボランティアとして支えたイベントの映像を見ながら具体的な話をされ、最後は今村さん自身のボランティア感(※4)で締めくくられました。
 今村さんの誠実な語り口で、笑いの多い和やかな会となりました。

※1 六点の会・・・視覚障害者を対象とした点字による情報支援を目的にした団体。名称は点字が六つの点の組み合わせであることに因む。主な活動は「点訳活動」と「点字を広く知ってもらう活動」
※2 点字の話で特に印象に残った話・・・
「あちらこちらに点字情報はたくさんあるけど、目の見えない人にとってはせっかくの点字情報であっても、そこにたどり着けない。目の見えない人の立場に立っていませんね。」というお話でした。
 普段、私たちは点字情報があちらこちらにたくさん整備されていることは認識していますが、その先には気づけていなかった本当に難しい問題です。
 ※3 スポーツの3つの楽しみ方・・・
「1.する」「2.見る」「3.支える⇒スポーツボランティア(専門的能力や時間などを“進んで”提供し、大会の運営を支える人)」
※4 今村さんのボランティア感・・・
・義務感の無い(報酬を目的としないから)=自分の思いで楽しく
・責任感のある=創意・工夫で役割を担う
・社会的な=仲間といっしょに(受け手と担い手、一体感)活動をする人